富裕層は低税率で課税されている?

富裕層の節税

政府の税制調査会が令和4年の総会の中で富裕層への所得課税の在り方を議論したというニュースがありました。

所得が1億円を超える富裕層の所得内訳の実に6割が税率の低い種別だったそうです。
株式や土地の売却などの利益で、所得1億円を超える納税者は1.9万人。
所得の合計は5.6兆円にもなります。
その内3割が非上場株式の売却益で同族会社のオーナーやスタートアップの創業者が得ているようです。

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この記事の意味するところは富裕層の課税状況に公平性が足らないと読む事が出来そうですが、換言すれば富裕層ほど税金対策を行っているということでもあります。
富裕層ほど金融リテラシーが高く、お金の賢い運用を行っている裏返しとも言えるでしょう。
このコラムではお金持ちが何故お金持なのかに焦点を当てて編集した記事になります。
是非最後までご覧ください。

日本の富裕層は税金が高い?

日本の所得税は超過累進課税という方式を採用していて所得の高い人ほど税率が高い事は良く知られている事です。
最高税率は所得4000万円以上に課税される45%となります。
住民税と併せると実に55%にもなる訳です。
これだけ見れば日本の高所得層は税金が高いのではないかと思いますが、どうもそうではないようです。
税制調査会が話題に挙げるという事は富裕層の税の実態に盲点があるという事になります。
それは所得税率こそ高い税率なのですが、富裕層はその所得税を払っていない実態があるのです。

日本とアメリカのGDPの差は4倍程度の差がありますが、徴収されている所得税では10倍以上もの開きがあります。
累進課税により所得税の課税率は高いはずなのになぜ所得税の徴収額にこんなにも差があるのでしょうか?

実質的な税負担は世界一低い?

日本の所得税は世界的にも税率は高水準です。
しかし、富裕層の所得が証券などの株式の配当であると話は変わります。
日本では配当所得の税率は住民税と併せて一律20%となっています。
これは世界でもダントツに低い税率になり、社会的な問題になっています。
所得の高い富裕層になったさいに所得の内訳を給与や営業収入から配当収入に交換する事が可能になったらどうでしょうか?
富裕層となり所得の形をコントロールできるようになれば、課税額をサラリーマン並みに抑える事が可能となるのです。
実際下記に記した、申告所得税を一覧にしたグラフを見てみると、所得が1億円になるまでは累進課税で納税額が伸びていますが、さらに高くなると納税割合が下がっている事が見てとれます。
これは1億円の壁と呼ばれており、日本では所得が1億円を超えたところから、納税割合が下がっていく傾向にあるのです。

日本の税負担

富裕層程金融リテラシーが高い

富裕層ほど税金の事や資産の事に関して詳しいものです。
例えば、誰かが亡くなって保有している資産を相続する事態が発生した際、現金を相続するよりも不動産を相続した方が相続税を抑えられます。
この制度を利用し、資産を積極的に不動産に投資している投資家は多いです。
また不動産投資を行うと、ローンに付帯される団信が生命保険の代わりとなるため、実質無料で生命保険に加入できることになります。
そのため賢い方は、このようにして資産を着実に増やす仕組みを作っています。
節税対策のために自分で資産管理会社を設立している方も多くらっしゃいます。
所得税率は最高45%ですが、法人税は個人事業主が納める所得税よりも税率が緩やかで、最大税率が23.4%となり、合法的に節税を行う事ができます。

日本の税制が富裕層に有利であるという事は事実に過ぎません。
大切な事は富裕層は有利な税制の活用方法を知っていて実践しているという事です。
沢山の人がこの事から学べる事はルサンチマンになり、税の不公平を嘆くのではなく、知恵を絞って知識をお金に換える事でしょう。
所得1億円というと浮世離れした話に聞こえるかも知れません。
確かに企業に成功して桁違いの富裕層になった事例などは現実感もなく、参考に出来る部分はあまりないように感じます。
しかし、資産からの収入や、給与収入と損益通算させる事など、私達でも出来る対策はいくつもあります。
そのような選べる事の出来る手段から目をそむけて何もしないでいれば一番損を被る事になるでしょう。

誰しもお金の事を考える事が大切です。

お金のルールは誰のもとにも平等です。
お金の事を勉強して賢く活用する事で少しでも有利な資産管理を心掛けたいものです。
今日のお金持ちも全員が最初から金持だった訳ではありません。
誰もが知恵を活かして資産を作ってきたのです。
お金持ちに習って出来る事を始めていく事が大切なんだと思います。

誰もが与信活用を行う事が出来ます。
しかし、与信は人により異なります。
仕事があり、収入があるのであれば与信を上手く活用する事で資産を作る事は十分に出来ます。
不動産投資をしている人のほとんど全ての人がもっと早くからやっておけば良かったと言っています。
賢い資産運用をなるべく早いうちに行う事がリスクの小さい投資のコツです。
一獲千金の夢を見るよりも、堅実な運用を今日から始める事が財産形成への近道です。

明日お金持ちになる事は無理でも10年後なら適うかもしれません。
20年後ならより確かになるかもしれません。
資産運用で利益を作るという仕組みを早期に手に入れる事が、資産家への第一歩です。

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