老後の不安は貯蓄では解消できない?

 

高齢化社会を迎えた日本で私達が向き合う課題

老後には様々な問題が取りざたされており、老後の不安を抱えている方は多くいらっしゃいます。

年金だけでは不足すると言われており、貯蓄が2000万円必要だという問題や人口減少から起こる空家問題、所得格差も進み老後破産などと言うワードが当たり前に使われるようになりましたが、老後の心配は無駄なのでしょうか。日本人は老後を心配しすぎなのでしょうか。

私達の寿命は医学の進歩と共に年々長くなり人生100年時代の到来とも言われ、長生きすればする程、いくら貯蓄しても足りないのではないかという不安が募ります。いくらあれば安心できるかも分からないので、老後が不安でお金も使えなくなってしまいます。

仕事をする事が出来なくなり、それでも人生は何十年も続く、その間どうやって生活していくかを考えると不安を感じない人は少ないでしょう。

そんな将来に備えて貯蓄をする方が大半だと思います。

しっかり計画的に貯蓄して定年後にも生活に困らないように対策しているはずです。

ところが、その貯蓄が実は将来の不安を払しょくする事になっていないと言ったらどうでしょうか。

というのも貯蓄をどれだけすれば将来は安心なのでしょうか。

独身の方、夫婦2人で生活する方等状況が違うと思いますが、いくら必要なのでしょうか。

老後資金として2000万円あれば良いのでしょうか。

2000万円という貯めたお金が年々取り崩されて口座の残高が減っていくのをみて安心出来ると言う人はいない事でしょう。

貯金と言うものは貯めておけば安心する事は出来ます。

ですが、いくら貯蓄があったとしても、使って減っていく事になれば今度は安心が不安に変わっていくのです。

 

さらに貯蓄はインフレ下では目減りしていく事になります。

インフレで物価が上がるという事は1万円で買えた物が1万2千円になるかもしれません。

そうなると100万円貯金していてもかつて100万円で買えた物は120万円する事になります。

仮にインフレ目標2%が10年間継続で成立すれば2000万円で買えた物は2400万円となりそれだけ貯金の価値が下がってしまうという事になります。

貯金を取り崩すのではなく資産を生みだす。

 

退職後の不安は収入が無くなる事が原因です。

老後にも収入源があれば不安も格段に減ります。

株式配当や、個人年金保険など毎月定期的な収入があればどうでしょうか。

それらは口座から段々と減っていくようなものではなく、ゼロになってしまう事に怯える事もありません。

不動産の賃料収入も安定した所得の一つになります。

東京都心のワンルームマンションであれば賃料は8万円程度取れるかと思います。

経費を差し引いても毎月7万円程度は収入となるでしょう。

仮に3件区分マンションを所有していれば約20万円の収入となります。

年金と合わせれば十分な老後の生活資金になるでしょう。

そして、マンションから入ってくる賃料は減っていくものではないのです。

これから持つべき資産とは使えば無くなってしまう貯金ではなく、収入をもたらす資産であると言えるでしょう。

勿論、空室になれば賃料が入らない事もありますし、入退去の際に修繕費用がかかったり、建物が老朽化したりとマンション投資といえども永久に収入をもたらす訳ではありません。

しかし、空室にならないよう都心の賃貸ニーズのあるエリアを購入したり、古くなった物件をリノベーションしたり、買いかえたりと対策を取っていく事で賃料収入を得られる環境を持続させる事が可能です。

昨今ではベーシックインカムと言う考え方が普及しています。

これは毎月定額の固定収入が労働に関係なく支払われる制度の事です。

不労所得が一定額あることで生活不安と言うストレスから解放されます。

その事で働かなくても良いという怠惰な生活になると言う意見もあります。

ドイツでは試験的に3年間毎月1200ユーロ(15万円)を支給するUBI(ユニバーサルベーシックインカム)をスタートさせました。

FIRE( Financial Independence, Retire Early movement)などでも生活資金の不安が無くなる事で返ってやりがいのある仕事に意欲的に取り組むようになるという分析もありますので、不労所得の存在が精神的にも意義があるという事は言えるのではないでしょうか。

取り崩して使えば無くなってしまう貯金に対して不労所得を生み出す資産であれば老後が何年続いていっても安心できます。

さらに株式投資や投資信託のように経済の変動に収益が左右されにくいというのもポイントです。

株式などの金融商品ではキャピタルゲインを得なくてはならず、配当金も確実性が高い訳ではありません。老後になってリスク商品の市況を気にするというのも余程好きでなければ負担でしかないのではないでしょうか。

アパートや戸建て住居など1棟ものの不動産投資も老後では修繕などが億劫になり、費用負担も大きく感じる事でしょう。

手間にならず、低いリスクでコツコツと進められる投資がサラリーマンには適しています。

多くの人が貯蓄と言う選択肢を取るのは何故でしょうか。

何故取り崩してしまえば無くなってしまう貯蓄を選ぶのでしょうか。

それは親世代の影響が非常に強い事が言えると思います。

1990年代まで日本の郵便貯金の金利は高く、郵便貯金をしていれば十分な老後資金を蓄える事が出来ました。さらに、国民年金や厚生年金の支給額も今よりも高額で、年金による不足額は貯蓄により十分に賄えたのです。

そうした親世代を見てきていると、何となく貯蓄をする事が正しいというすりこみを受けているのです。

しかし、現代では親世代とは環境が全く違います。

銀行金利は低く、年金支給額も減り続けているのです。

社会環境が様変わりしているのに、老後対策が同じ手法で通用しないのは当然です。

にも関わらず、人は簡単に先入観を捨てられませんし、変化する事を嫌がります。

こうして「何かをしなければいけないという事は分かっているけれど何も出来ない」人が増えていっているのです。

老後が不安になり、慌てて慣れない投資を始めたりするのも考えものです。

若いうちから計画を立てて取り組む事で、安定した投資実績を作る事が往年の貯蓄に代わる現代のスタンダードであると言えます。

リスクを取らず、それでいて利益を作る。

このバランスがマンション経営では大切になります。

お金を貯めてもお金は増えていきません。

活用してお金がお金を生み出す仕組み作りをする事が大切なのです。

 

老後を迎えてから対策を取るのでは遅い

50代に入りなんの老後対策もとってこなかった方が急に焦り始めるのをよく見かけます。

それまで、何となく先送りにしてきて、子供達の教育費がかかり、ようやく大学まで行かせて一安心と思っていたら今度は自分の老後がすぐそこに迫っています。

そこから慌てても簡単にお金は貯まりませんし、増えもしません。

そんなに楽にお金が増えるならだれでもやっているというものでしょう。

退職直前になって色々な投資に手を出してみても良い結果になるのでしょうか。

短い時間で大きな利益を求めれば高いリスクを取らないといけません。

もうじき仕事を辞めて収入が無くなると言うのに危ない橋を渡っている場合ではないはずです。

大切な老後資金をリスク商品に投じて台無しにしてしまう人がいます。それまで投資経験がないのにいきなりやって上手くいくわけがないのです。

金融リテラシーをしっかりと高めて、投資の勉強を重ねてじっくりと時間を財産形成をしていく方が堅調な資産形成をする事が出来るでしょう。

マンション投資は不動産投資の中でも収益性は低いですが、安全性が高いという特徴があります。

リスクは取りたくないがしっかりと財産を作りたいサラリーマンの方にピッタリとはまっているのです。

 

将来の不安は貯蓄しない事で対策出来ます。

貯め込むよりも活かす、そしてリスクを小さく、コツコツと身に付く財産形成を目指して下さい。

マンション経営のコラムは他にもございますので、是非とも色々とご覧下さい。

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